三日坊主にチャレンジしないか?

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来年から高校2年になるという12月の終わり、
ちょうど今頃、
神田の古本街をワシは歩いていた。
そこで山積みになって安売りしている日記帳を
見つけた。来年用だから即売しないと捨てるしか
なかったんだろうね。
そのなかの立派そうなのを持ってワシは考えたよ。
"・・・どうせ三日坊主になるんだから、とは想うが
三日間も書けたら人並みだということだろう。
だったら三日間だけ書いて止めよう。三日用の
日記帳があったっていいさ・・・なにしろこの立派な
本みたいなやつには魅力があるし、なんたって安い!"
こうして布張りの日記帳を買った。
そして元日の夜から書き始めた。まずは、
「この日記帳を買った。三日間は書くつもりだ。」
と書いて寝た。
次の日は、
「2日目だ、あと明日かけば目標達成だ」
みたいなことを書いた。そして三日目、
「とうとう三日目も書いている。これで人並みだ!」
と書いた。
四日目も何か書きたくなった。なので
「四日目だ、新記録だ!」
みたいに書いた。
なぜか想像したより書くことが苦痛ではなかった。
完全に自由に書ける限りは楽しくなってきた。
「もう眠い、だから寝る」
「グッドナイト」
「カメラが欲しい」
「学校には写真部があるから行くんだ」
などの殴り書きが楽しくなった。
一ヶ月、三ヶ月、半年と続いた。
20角以上の漢字を書き写す日々もあった。
感情をたたきつける夜もあった。
不安を訴える夜。楽しい夜。嬉しい夜。
いつしか心のすべてを書くようになっていた。
一行だけの日もあればぎっしりと書き尽くす日もあった。
外泊する以外は毎晩書いた。
書くとほっとしてよく眠れた。
日記が心を許せる唯一の相談相手でもあった。
それは卒業まで続き、その後も続いた。
途中で住み込みのバイトをした幾年かは止めたが、
30才くらいまでそれは続いた。
日記帳はコウリに一杯となっていた。
渡米が近づいたある日、それを友人の家に持って行き、
風呂にくべて湯を沸かした。その風呂に入るつもり
だったが、気が変わって入らなかった。
その後、ワシはリポーターとなって30年以上も
記事を書いている。
机に向かうのがあれほど嫌いだったワシが、
どうして日記をつけだしたのか今でも判らない。
しかし、言えることはある。

"しょくん、日記を書くのは楽しいぞ!!"

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このページは、Ichiroが2009年12月28日 15:47に書いたブログ記事です。

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