イイシバ大尉より特別投稿 

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ここを訪問する人は、イイシバ大尉のことはご存じだと想います。
しばらくぶりでコンバットマガジンへの投稿が始まり、ワシはとても
嬉しいです。ワシは今でもアメリカ流に「イイシバ大尉」または「大尉」
と呼んでいます。
実はかなり以前からメイルを交換している仲でした。
彼はもうすぐ米国の大学院を卒業できるということで頑張っています。
そこで「タバコと米陸軍」という課題でブログ用に執筆をお願いしました。
ノーギャラで申し訳ないです。ではっ!

米陸軍とスモーカー

陸軍兵士としての生活は、民間には無いストレスを伴う職種である。特に常時待機にある第82空挺師団などでは飲酒の量が厳しく制限されるため、兵士の喫煙率は自然と高かった。正確な統計を取った訳ではないが、私の中隊では5人いたら4人は喫煙していたように思う。他の一般部隊では喫煙率はここまで高くはない。せいぜい5人中に2~3人程度だろう。特に事務職にある職種では喫煙率は低くなる。陸軍基地内では建物内の喫煙は御法度、建物から最低30フィート離れた喫煙エリアでしか喫煙できない。歩きながらの喫煙も厳禁である。それに対して歩兵部隊は野外訓練に出ることが多く、待機時間も長いために喫煙する機会も多いのである。
それでも82空挺のような精鋭部隊では、喫煙の仕方にも精鋭部隊なりのルールがある。まずタバコの火は夜間において、かなり遠くからでも視認が可能なので、作戦行動中夜間喫煙する兵士は皆無だった。誰もがスナイパーの餌食になりたくないのだろう。昼間においてもグリーンゾーン外で作戦行動中はやはり喫煙している兵士はほとんどいない。喫煙が原因で注意力が散漫になるのを防ぐためだ。
また将校は喫煙してはならない。これは規則にあるわけではないが、そういうしきたりである。将校とは紳士でなければならず、昔は貴族出身者であったために、下流階層の習慣である喫煙はしない、というのがルーツにあると思われる。喫煙する将校が全くいないわけではないが、そういう場合でも兵士の見ている場では喫煙してはならないのがルールである。
さらに付け加えると、陸軍兵士は南部出身者がの割合が多いため、噛みタバコの愛好者が多かった。私も彼らの影響を受けて始めた一人である。噛みタバコは喫煙と違い火を使用しないため、どこででもできるのが利点だ。夜間でも敵に視認される心配は無いし、火事の心配もゼロである。
                             飯柴

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コメント(2)

初めてコメントさせていただきます。
また飯柴大尉のレポートが読めるようになったのは本当にうれしい限りです。
イチローさん(SAT)、傭兵:高部さん(コンバット)、大尉(ARMS)の3連攻撃(?)に毎月楽しませてもらってましたので。
コラボ記事などができたら最高ですね。

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このブログ記事について

このページは、Ichiroが2010年2月15日 01:10に書いたブログ記事です。

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