今年一番の寒さの中で市は考えていた
・・・いくらコールドショットとはいえ これでは現実的ではない
こんな寒い日の試合はないではないか・・・
弾倉にタマを込めることで手が冷えるのはイクない・・・
だいたい 10回連続で撃つのもナンセンスだ
初回は巧くいかず 回を重ねるごとにスピードは出る
だが 毎日がこの繰り返しだ
できることなら1時間に1回 5ストリングだけ撃つことはできまいか・・・
それなら身体がリセットされて コールドもどきを体感できる
しかし60分ごとに射場まで降りるのは可能ではない
明日からは雨が降り続くという予報だ
すると練習にも来られないのか・・・
暖かな部屋で弾倉にタマを込めて ちょっと出て5ストリングだけ
撃って引っ込むという練習をしたい それなら雨でもかまわない
時間も5分もあればできるだろう
うむむむむむ
ホキマにペンジュラムがあればよいのに・・・
どーしてないのだ・・・なんでないのだ・・・
お〜そーじゃ!
作らないからないのだ!
作ればええのだ!
おおう なんという素晴らしい思いつきだろう!
スポリと市は銃をステイジバッグにしまい
射場を歩きまわってスペアのターゲットやスタンドを集めた
そしてそれらをトラックに積んでホキマに向かった
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