指宿さんの長男君へ、
ゲイムもやらず一生懸命に生きている君が試験で勝てなかったとは
意外です。たぶん試験の内容と君の勉強とのあいだにズレがあって
運がなかったのではないのだろうか、と考えています。
人生での勝負とはそういう場合が多いんですよ。
しょせん、人の実力なんて試験などで計れるものではありません。
これは君を力づけるために気休めを言っているのではなく、
世の中の仕組みがそうなんですね。
つまり、我々は本人の人格や能力よりも「運」というものに左右
される場合が多いということです。
で、良い運を掴みたかったら、それをゲットするために粘り強い
努力が必要となります。
さて、運を掴むということは、
たとえば、君がいつも川に行って魚を探している、すると
あるとき突然に目の前に大きな魚が泳いでくる、
それを咄嗟に掴み穫る、、といったようなことです。
ここで大切なことは、いくら川に行っても魚はいない、
だからと言って家に閉じこもっていたらチャンスはゼロだと
いうこと。つまり行動的である必要がありますね。
それと、いざ魚を見つけた瞬間、そいつに飛びつくという根性、
そして掴む技術と体力が必要なんです。
解りやすく言うと、
報道関係に就きたい君は、その厳しい競争に参加するわけで、
まず決して「へこたれない」という根性を持つこと。
デカい相手とスモウをとるつもりで幾度投げられても
立ち上がり、かかってゆくような強い粘りが要ります。
同時に、報道とは何か、現実にはどういう仕事をするのか、
と、そういったことを識るために学ぶことも大切です。
社会に出られたら即戦力として仕事ができるよう、学生のうちから
ひたすらに勉強することです。
そして、どちらかというと試験に受かってエスカレイター
に乗ってスンナリと昇るよりも、幾度も幾度もシクジッて、
打たれ強い人格を身につけたほうが、それが将来的な武器となって
良いだろうとワシは想っています。
なぁ〜に、公立学校というターゲットをミスッたら、
心にダメイジは残っても、経済的に困窮しても、
とにかく次のターゲットを狙って撃たなければならないわけで、
これしきでへこたれるのではイケナイよ。
ワシが鹿児島市の甲東中学校に通っていたころの夢は
「早く就職して食うにも困っている親に送金したい」ということで、
三年生になったら早々と名古屋の木工所で働くことを決めていました。
本当は無線技士になり、写真を趣味にしたかったのですが、まずは
生きて食うことが最優先だったのです。
しかし、卒業直前に兄に呼ばれて東京に出ることになり
進路は急転換しましたが・・・。
これも運ですね。
長男君は、試験の結果もさながら、親に申し訳ないという気持ちで
かなりツライのではないかと、、でも親はそんな君を包み込むくらいの
愛を充分に備えているので自分の過去は許していいかと、、
それよっか、次なる挑戦のためにしっかりと勉強し始めるのが
なによりの恩返しですよ。
今こそ「泣くよっかひっ跳べ」のときです。
自分の復元力を親に見せたら安心してもらえますよ。
で、こうして親子の絆は強くなるものです。
今日はこれくらいにします。
市